年末年始旅行⑧ イタリア編2日目
2016/2017の年末年始旅行で8泊9日フィンランド→スウェーデン→イタリアと巡ってきました。今回はイタリア、ベネチアでの2日目(元旦の日)を振り返ります。
書き始める前に少しお断りを。年末年始旅行記を書き始めてもう3か月が経ってしまいました。研究所のほうでのレポート作成などに追われつつ後回し後回しとしていると、書く気も失せてきてしばらく放置してしまっていました。どんだけ放置してるんだよって感じがモヤモヤとあって、それに気づきながら何もしないのも気持ち悪くなってきたので、そろそろと終わらせるかと、身体に鞭を打って書いております…ほとんどやっつけ仕事です。追加で調べていることも特にないです。記憶があいまいだったりするので、ベネチア観光の参考に見ている人はご容赦ください。
さて、始めます。
遠いけど便利なおすすめホステル
昨夜、年越しイベント(打ち上げ花火)に行って、ホステルに帰って来たのは深夜3:30。そして、朝起きたら10時になっていました。
泊まっていたホステルは、Camping Ville Jollyという、 Mestre駅から徒歩30分のかなり辺鄙な場所に位置するところで、この場所には宿泊用コンテナがズラリと並んでいます。そんな作りなので当然断熱性は低いので、床に足を下ろすとものすごい冷たさで眠気が冷めました。ここには先輩2人と3人で泊まっていたので順にシャワーを浴び、11時ごろにこのホステルから出ているベネチア島行きのシャトルバスに乗りました。歩かずにバスで直接ベネチア島に行けるというのはとても便利でした。もちろん帰りのバスもベネチア島からホステルまで直接行ってくれます。敷地内にあったスーパーは改装中でこのホステル周辺で食料をゲットするには不便でしたが、交通の便はシャトルバスを駆使すれば良いので、ベネチア観光で宿泊代を安く済ませたいという方はCamping Ville Jollyをオススメします。男3人1部屋2泊でトータル1万円以下、1人3000円以下の安さです。あ、ちなみにレストランは併設しています。
お昼のぶらぶら、サンマルコ広場周辺
バスでベネチア島に着き、2日目の観光がスタートしました。相変わらず今日も快晴で、海からの風は強めです。
この日はまずはベネチア島を通るグランデ運河は通らないコースでバポレットで外洋からベネチアを観光することに。天気が良くて、街並みが綺麗だとどこをどう歩いても画になる風景が続きます。
外洋なので運河よりも少し波がありました。
常に「次はどんな景色が現れるのか?」とワクワクしっぱなしでした。ベネチア島についたのは昼だったので、昨日の年越しイベントであった日本人観光客に教えてもらったリゾットが美味しくて、そこまで高くないというレストランに行きました。
こちらがそのリゾット。2人前から頼めます。1人の値段は16€とベネチア価格でした。量は少なめに感じましたが、魚介のダシがよく感じられました。
ちなみに、ベネチア島での食事は基本的に1日15〜25€でした。やはりベネチア、ちょっと値段が張ります。自分メインの食事と飲み物+みんなでシェアする料理一品みたいな形でいつもオーダーしていました。ただ、かなり歩いてるだけあって普通の三食では足りませんでした。それ以外にも歩き疲れて入るカフェでコーヒー1杯1.5€とピザ一切れやパンなどの軽い軽食3.0€などをオーダーして間食を取ったりしています。カフェに入って足を休め腹を満たしつつ、ネットに繋がるというスタイルです。(ベネチアには公共で無料で使えるWiFiはありませんでした) 実際この間食でも結構お腹が膨れます。いたるところにカフェがあるのである度に入りたくなるほど概してどこも美味しくいただけました。
昼ごはんのあと、この日もサンマルコ広場へ寄りました。昨日行けなかったサン・マルコ教会と隣の展望台に行くためです。どちらもそれぞれ15〜20分ぐらい並んで入ることが出来ました。
まず、サン・マルコ教会。1月1日は日曜日だったのでサンマルコ教会の開館時間は14時から16時までと限られていました。お昼ご飯が済んだころが14時だったのですぐに向かいました。中は撮影禁止でした。フラッシュ撮影でなくてもダメなようでした…内部はとても大きなホール、祭壇には豪華な装飾が施されており、壁にはフレスコ画がたくさん(あったようななかったような…もううろ覚えです…)まあ言ってしまえばヨーロッパで有名だと言われている教会とおんなじ雰囲気なのです。
祭壇の奥のほうには黄金のプレート?があり、そこを見るときだけ2€ほどお金が必要でした。写真撮っちゃダメだよーっていう札が出てたので目に焼き付けようと思いましたが、その裏ではみんなそんなことに構わずにバシャバシャ写真を撮っていました。フラッシュ無しだったら良かったのかな?すいません。僕も撮りました(笑)
次に展望台。入場料は大人1人8€でした。展望台へはエレベーターで行きます。下から見上げると相当でかい。
100メートルは悠にあるおそらくベネチア島で一番高いところからの景色は絶景。さっきまでいたサンマルコ広場からサンタルチア駅方向まで見渡せました。上から眺めると、ベネチア島内の建物の密集具合が良くわかりましたし、ほぼすべての建物の屋根が茶色いことにも気づきます。全部茶色って結構珍しい気がします。文化財保存の関係で統一しているのかな?
夕方のぶらぶら、ムラーノ島
サン・マルコ広場で一通り名所を巡ったあとは、ムラーノグラスで有名なムラーノ島へ行くことになりました。ちょうど昨年9月、ドイツに来る前に見ていたNHKの番組でもベネチアがクローズアップされており、その時にムラーノグラスについて知りました。(まだベネチアが一つの国だった頃、技術の流出を防ぐために卓越したガラス職人をムラーノ島に留めたのがムラーノグラス始まりだったそうです。) ベネチア島内でもムラーノグラスのお店はありますが、それが作られている唯一の島なのでどんな雰囲気をしている島なのかというのが気になっていました。
ムラーノグラスは、細長いカラフルなガラスを束ねられたのちにまるで金太郎飴みたいにスライスされるため、一つ一つがきめ細やかで鮮やかなことが特徴です。見た瞬間一瞬おいしそうに見えます。(たぶん僕だけ?)
ムラーノ島に着いたのはもう夕暮れになったころ。バポレットからムラーノ島を見るとところどころに煙突と工場らしき建物が見えてくるので、職人の島という感じがビンビン伝わってきました。元旦でありながら観光地だからなのか、お店は営業していたのですが、時間が遅いこともあって徐々に閉まっていく状況でした。ちなみにお店によってはガラス工芸のワークショップや見学ツアーもあるようです。
何件かのお店でお手頃な価格のムラーノグラスを探しました。船乗り場から直進すると小さな運河に差し掛かるのですが、その運河にかかっている橋を渡ってすぐのところのお店には日本人のスタッフが働いていました。
いろいろお話を聞くと、NHKでクローズアップされていたお店らしく、結局そこで各々のムラーノグラスのお土産を買いました。ペンダントやピアスから置物まで幅広く、値段も結構していましたが、その中でもまだ手が届く30€のムラーノグラスのお皿を買いました。
完全に日が落ちてからだったので、もうほとんど散策する時間もなく、水上バスの時間も限られていたので、運河沿いをぐるっと回ったのですが、さすがガラス職人の島。置かれているムラーノグラスのオブジェに圧倒されました。美しい。感動。
ちなみにムラーノ島に似た名前の島で「ブラーノ島」もあります。こちらはとてもカラフルな街並みとレース編みの工芸品が有名です。どっちがどっちか分からなくなりますね。このブラーノ島の難点は、ベネチア島から水上バスで片道40分ほどかかることです。この日は遅い時間から行動しただけあって、時間に余裕がなかったので行くのを見送ることになりました。
この日の観光はこれでおしまいで、ベネチア島に戻り、レストランで晩飯にピザを食べて、ホステルにシャトルバスで帰りました。この日も結構な距離を歩いたので、ベッドに入るとすぐに寝ました。
翌日は朝早くから高速鉄道でミラノへ。年末年始旅行、最後の観光地へ向かいました。
KENGO