KENGO's memo

ドイツ、カールスルーエ研究留学・インターン体験記、日々の思考の備忘録、フィリピン留学回顧録など

Julyはハレの月

ザルツブルクで参戦したEDMのフェスやLandshuter Hochzeitという4年に1度の祭りなどお祭り行事が続いたなと思うのと、天気予報では曇りや雨予報が多かったのにもかかわらず、観光の日にはほとんど雨に打たれなかったという意味で、7月はハレ(晴れ)の月でした!(ただ、用事がなにもない日は曇りや雨が多く、気温の30℃を超える日が続くと思ったら、最高気温が20℃を下回る寒い日が続いたりと、訳の分からん天気が続いています。また風邪ひきそう…)

生活

食あたり?+メンタル的なやつ+急激な気温の変化について行けず6月末から体調を崩し、熱はさめたものの、胃腸が4日間うまいこと機能していませんでした。いままでの人生の中で体調が悪化してここまで長引いたのは初めてかもしれない…

そんなことを嘆いてる間に、日本から友達と留学終わりの大学の同期が同時期にミュンヘンに遊びに来ました。ビザの申請とかもかねて会社を数日休ませてもらい、ベタなミュンヘン観光へ行きました。ノイエ・ピナコテークという19世紀以降の作品が展示されている美術館へははじめていきましたが、あの有名なゴッホのひまわりがここに飾ってあったのは知らなかったです。

ちょうど2人が来ていた週に、ようやくビザの申請が完了しました。12月にビザなし滞在期限がギリギリ切れるかどうかのところで仮ビザを発行してもらって以降、正式にビザの申請が終わるまで計7か月かかりました。本当は電子カード的なのをもらうのですが、もうあと1か月少しで帰国するという事情もあったので、そのカードの発行は見送られました。安っぽい紙切れの仮ビザのままで、とりあえずは滞在許可、そしてインターンシップの労働許可?が下りました。

その週末には、念願だった欧州でのEDMフェス参戦をオーストリアザルツブルクで果たしました。Electric Love Festivalというフェスで今年は5周年。会場はレーシングサーキットど真ん中で、この機会に初めてサーキット上を歩くことになりました。会場の規模は小さめでしたが、日ごろからテンションアゲさせてもらってる目当てのアーティストに会えたのでバチバチに盛り上がりました。日本では禁止されるような肩車やらモッシュやらがあちこちであって変な抑圧感がなくフリーダムに楽しめたのが印象的でした。(昔、ULTRA JAPANのスタッフを3日間やったことがあるのですが、さほど害はない行為でさえ細かく注意しなくてはならなかったので肉体的にも精神的にもやっていてしんどかったのを思い出しました。なんでスマホでの撮影はOKでGo Proは禁止やねん!とかね)

次の日はザルツブルク観光。ザルツブルク城(Fortress Hohensalzburg)からの景色が最高でしたが、さらに、値段もそこまで高くないランチもそこでできたので至福の時間でした。Schloss Hellbrunnという仕掛け噴水の場所もとても楽しめました。これぞエンターテイメントという予測不能な楽しさがたくさんあったので、ザルツブルクに行く機会がある人は何も調べることなくとりあえずそこに行ってください(笑)ミュンヘンからはバイエルンチケットという1日乗り放題券25€(2人目からは追加で6€なので人数が多いほうが安い)でザルツブルクまで行けるのでおすすめです。 

ザルツブルク1泊2日のあとはプラハ1泊2日でした。怒涛の旅程でしたが、レーゲンスブルクからFlixbusで3時間でプラハまで行けるのでそこまでしんどくはなかったです。プラハは街全体が世界遺産というのもうなずけるほどとても良い街で、街には、ジャズ、クラシック、ボサノバなど多種多様かつ質の高い音楽が溢れかえるほどで、まさに音楽の街であることが伺えました。(←後日、音楽の街だということを知りましたが、知らなくても音楽の街だと言われる所以は感じられました。)市民会館というところで弦楽奏者のみのコンサートにも行きました。1時間ほどの演奏だったのですが、有名な曲がメインで途中で感動して思わず泣きそうになるぐらいよかったです。クラシック音楽はこれまであまり聞いてこなかったのですが、やはり聞き覚えのある曲が聞けたときはとても感動しましたし、これからクラシック音楽も聞くようにしようと思うようになりました。

プラハは語り出すときりがないのですが、一つ注意点で言っておきたいのが「両替」のことです。ユーロ現金で支払いできるレストランもありましたが、チェコはユーロが使えず、コルナを使用しているので両替しないといけないのですが、必ず市街地に出てから両替する、もしくは正しい為替レートを知ってから両替するほうがよいです。僕はバスターミナルの最寄駅の中にある両替所で思いっきりぼられました。100€で2600コルナ得られるところ、1600コルナで両替してしまいました。なぜこんなに感覚が鈍っていたのかというと、駅の券売機が関係しています。チェコの地下鉄の券売機は、なぜかわかりませんが硬貨しか入れることができません。他の欧州では当たり前のクレジットカードが使えるような仕様でもなく、駅員もチケットを売っている雰囲気はなかったので、「さあ電車に乗ろう、券売機どこ?」⇒「券売機クレジットカード使えない、現金両替しないと、しかも硬貨が必要とか…(新しい土地でちょっとパニック)」⇒「あ、あそこに両替所あるやん。両替いこ。」⇒結果、ぼったくりに会う。というあまり思考しない人が陥るトラップにまんまと引っかかってしまいました。なので「両替」だけは気を付けてください。

怒涛の7月上旬から中旬でしたが、中旬以降にも友達が遊びに来ました。こんなクソ田舎に来てくれて本当にうれしい限りです。週末には自身3回目のノイシュバンシュタイン城へ。今回は城の中には入らず、周辺をぶらつきつつ、いつもとは違うアングルのノイシュバンシュタイン城を求めて山登りもしました。今回初めて時間にケツがなかったので気ままに巡れたのが良かったです。 

翌日は、Landshutという街の4年に1度の「Landshuter Hochzeit(ランドシュットの結婚式)」という祭りに行きました。Landshutはビザの関係で何度も通っている街なのですが、6月30日から7月23日まであるこの祭りは、4年に1度ということもあって、街全体が気合を入れて中世の雰囲気の装飾をしまくっています。この祭りでは毎週日曜日にパレードと騎士たちの馬上槍試合(Joust)とかがあります。パレードは中世の衣装がそのまま再現されており、貴族たちはなかなか豪華な衣装をまとって旧市街地を2時間練り歩きます。行きと帰りで別のアングルでみたのですが、帰りのパレードは旧市街地で最長の高さのMartin教会のベランダから見ることができました。友達がうちに来る途中でたまたま知り合った人の親が教会の管理者だったらしく、それでパレード中に関わらず教会内部に入れたのですがベランダは僕らしかいない+かなりいい眺めで本当にVIP席でした。騎士の試合はチケットがないと入れず、チケットも去年11月末に販売開始で即完売するという人気なものですが、Landshutの丘の上にある城から少しだけ試合会場で馬が颯爽と走っている様子が見れました。この祭りのためだけに作られた中世のキャンプ場にも3€払って入場できるのですが、パレードに参加している2500名のサポーターが中世の衣装のまま、そのキャンプ場でご飯を食べていたりと、当時の生活の様子をそのままに再現しているようなかなり作りこまれた空間で、すごすぎて終始うなっていました。4年に1度のタイミングでLandshuter Hochzeitに行くことができてとても運が良かったなあと思います。 

インターンシップ

よくよく考えると、自分のやっていることは、日本側の視点では、ドイツからの経験値を受け渡すことだったり、日本での問題に対して迅速に対応し、日本とドイツとの調整を効果的に行うことだったりするのですが、ドイツ側の視点では、全力で力はかけられないにせよ一番気にかけている日本市場の中ですでにある日本の顧客の運転状況を詳細に把握したいというニーズに対して一役を買っているのだなと最近気づきました。日本とのやり取り、顧客サイドでの問題とそれに対しての対処などがどのようなものだったのかを詳細にまとめていたファイルをドイツ側で共有することが、それだけ価値のあるものだったことに気付けたことが2か月の間の進歩です。

というか、自分がまとめた、英語的に正しいのかどうなのか分からない顧客の運転状況や連絡のやりとりに対して、上司がざっとでも目を通して、重要な問題があればそこで逐一対応してもらえるというのが、自分のやったことに対して何か変化を生み出せているという実感を得られているので、褒められないにせよなにか手応えを感じています。

どうしても避けられないものが、担当者が他の業務でギチギチで社内でなかなかつかまらないことによって対応ができない(というか根本的には自分に経験も実績もないため自分自身でメカニズムを理解した範囲では顧客の問題分析まで及ばず問題解決に寄与できない)こと、おまけに特定の分野に詳しい担当者が休暇を取っているためそもそもの対処ができないこと、時差の関係で自動的に7時間のラグが生じること、そして言語のニュアンスの違いなどがあります。顧客とメーカーのパワーバランスがドイツと日本で違うというか、文化的な違いの容認(担当者の休暇で正しい対応ができないことに対しての理解など)がないと、当然日本側では不満が生まれます。違う国同士をまたいで業務をするということは文化と文化の衝突の間で板挟みになることに他ならないなと考えさせられます。どんな問題でもあらかじめインプットされてあって、年中無休いつでも対応できるようなAIみたいな存在があれば、こういうところの課題は解消されそうな気もしますが、それが専門用語の混じる多言語で対応できるまで、なかなか時間がかかりそうな気がします。(以外に2、3年でできてくるのかもしれないけど…)一人の経験値や実績値に偏ったような対応の仕組みであると、そうした人材が長時間かけて育たない限り、改善はしていかないと思っています。(ほかの中小のメーカーも同じような問題抱えてそうですね。)

まだまだ仕事に向き合う姿勢であったり、仕事の進め方、対応のスピードの点で未熟さはあるのですが、目の前の業務以上に本質的なところまで俯瞰して見えてくることから得られた気づきで、少したるみかけていたインターンシップもあと1か月学びが多くなりそうです。スピーキングのレベルが日によって不安定すぎるのもなんとかしたいところです(笑)

最後に

ドイツ生活も残すところあと1か月を切りました。8月は真ん中の週で会社が休みになるので、最後の欧州旅行の仕上げとしてブリュッセルアムステルダムへの長距離バス旅行を計画中です。また日帰りで行けるニュルンベルク、街並みが世界遺産バンベルクへの国内旅行も週末を使ってやっていこうかと思います。インターンシップのほうも、実質3週間を切るのでラストスパートで翻訳作業を進めたいのと、同時に、帰国へ向けた準備もそろそろ本格始動していこうと思っています。

気温の上下が半端ではないので体調を崩さないように気を付けます。

 

KENGO