Juneは調整の月
6月は次の目標の洗い出し、帰国ルートと帰国の日程の決定、遊びに来る友達との予定の調整、日本オフィスのスタッフとの今後の仕事の進め方の打ち合わせ、自分の体調の管理などどれも「調整」が大事になった月でした。
生活
6月は祝日が多く、そのためドイツでは毎年6月は2週間程度の長期休暇を取るシーズンになっています。普通の3連休以外に、木曜祝日なので会社で金曜が休みになるケースがあり、4連休が一回ありました。同僚の人たちも長期で休む人が居たり、そのためか「あれ?この人たち絶対、する仕事ないな」という光景もよく目にしました。
連休のある週末はどこに行こうにもチケットが高いので、その週末を避けてバルセロナ、ロンドンに行っていました。どちらも金曜午後から3日間のみの滞在でしたが、バルセロナでは文化的な違いや料理などでいろんな刺激を受け、とてもいい思い出になりました。ヨーロッパの中でもバイクが多かったりしたせいか、アジア感を感じましたし、どことなくフィリピンの雰囲気を感じることがありました。特にロンドンは、これまで訪れていたヨーロッパの都市が東京と比べるとそこまで大きくもなかった分、ロンドンがあれだけ発展した都市だとは全く思っても見なくて、着いた瞬間から度肝を抜かされました。
その分、連休は家に引きこもり、いまだに終わらないレポートの作成、帰国便のルートを考えたり、7月になると友達が数人別々に遊びに来るのでその調整をしたり、就活を終えた大学の同期と連絡を取ったりしていました。
前々から帰国のついでに、インドネシアでバイオマス事業の視察を行うか、メキシコのカンクンでセノーテダイビングをするか、のどちらかを考えていたのですが、バイオマス事業を行っている方の都合がなかなか合わないようなので、後者にすることに決めました。内心は「遂にセノーテ行けるよおおおおおお!!!!」って感じで考えるだけでいまからふつふつとテンションが上がっています。
カンクンに行くついでにハバナに寄るというプランもだいたい固まりました。学生のうちにやりたいなーとなんとなく思っていたことがこんなにギュッと詰め込めていることに自分でも驚きです。インドネシアは帰国後、就活が本格化する前、もしくは就活を終えた後にでも視察に行けたらと考えています。
プライベートを充実させると同時に、自分のミッションを振り返り、どこまで達成できたのかと自己評価するのも欠かしていません。正直なところ、6月は帰国後のプランをどう組み立てて行くか、これにかなり悩まされた時期でもありました。そのせいか、はたまたただの食あたりなのか、6月の最終週は体調を大きく崩していました。(というかまだ万全ではないです…)
修士の学生としてやるべきことはもちろんのこと、就活のことを考えるとなるとこれまでの人生設計を振り返りつつ、どのように今後のビジョンを「アップデート」していくかが肝心になってきていると思います。1年の修行を経て、見えていなかったものが見えてきた分、それを判断材料に、どのように舵をとろうか、岐路に立っているのを実感します。7月にはその部分についてもっと時間を取って考えていきたいなと思います。
ビザのこと
仮ビザの期限が迫っていたのもあり、申請中のビザの申請を完了させるために、中旬にこちらの管轄の外国人局に行きました。前回のカールスルーエでの申請時には学生のインターンは就労許可が要らないということみたいだったので、職員からも何も言われませんでした。ただ移った先のこちらの外国人局では、就労許可を取得するような手続きを求められました。
8月末までのドイツの大学の在籍証明があればすんなり行ったのだと思いますが、そもそもドイツに来た時から交換留学でもないので、カールスルーエでのインターンも身分は学生ではなかったですし、本当は就労許可を取らないといけなかったような気がします。(研究が目的だったら必要なかったのか?)どのみち私が「学生である」という証明が必要になるので、いま急いで日本の大学のほうに在学証明書について問い合わせているところです。7月中に手続きを完了させて、この煩わしいビザの申請を早く終わらせたいです。(←いやいや、もう帰国の時期ですよ(笑))
インターンシップ
先月の末から、「本社側での日本の顧客のサポート」と「日本語のマニュアルの翻訳修正」の2つの業務に取り組んでいます。前者のほうは、5月末に一気に押し寄せた分の課題がいまは徐々に改善しつつあるように感じます。これまで以上にスムーズになっていると聞き、とてもうれしく感じたのを覚えています。後者のマニュアルの修正は、マニュアルに用いる用語の統一や専門用語の理解(特に電気系)などでちまちまと地道に進めるしかなく、1か月でようやく計80ページを超えるところまで来ました。マニュアルの種類もさまざまあり、トータルで300ページ近くになるので、全然終わる気配がありません。が、おかげで普段は触れないがプラントを理解する上で重要な専門用語がどんどん理解できています。これに関しては唯一の救いです。
6月中旬には日本のスタッフもやってきました。日本で進んでいるプロジェクトの摺合せや僕と日本スタッフとの連携を深めるための協議をしました。自分の考えもつかないようなことがいろいろ起きていて、当初想定していた「インターンシップ」のイメージからかけ離れすぎて、いろんなことを考えさせられます。あまり語ることはできないので、これに関しては自分の中でおさめ、今後の糧にしていきたいと思います。
最後に
6月は完全に夏が訪れたという暑さ(気温も30℃を超えるほど)だったのですが、最終週で一気に気温が10℃近く落ちて、夜は寒さを感じることもありました。気温の急激な変化、食あたり?、帰国後のプラン等いろいろを考えすぎて受けているメンタル的なダメージなどのコンビネーションで、2日ぐらい寝込みました。そのせいで体重も2,3kgぐらい落ちた気がします。まだ体調(特に胃腸)は万全ではないのですが、7月は楽しみなことがたくさん待っているので、どうにかして早くこの状況を脱したいです… おいしいビールが飲みたい…
みなさまもストレス発散をほどほどにして、体調を崩さないよう心がけてくださいね。
KENGO